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* 第十七話 * ~友紀の場合~ ?

彼氏が出来た。


初めて、彼氏が出来た。


友紀は、その事実を噛み締めながら、階段を駆け上がった。


教室に戻ると、鎌田さんがいた。


「お、待ってたよ。どうなった?」


「え?」


友紀は一気にカーッと顔が熱くなるのを感じた。


「伊達君から聞いてたんだー。そんで、さっき、こっそり覗きに行っちゃったワケ」


鎌田さんは悪びれる様子もなく、そう言った。


「つ…、付き合うことになったよ、喜田さんと」


「いやーっ!ホント?すごいじゃん、友紀ちゃんったら」


鎌田さんがまるで自分のことのように喜んでくれた。


それを見ていたら、友紀もなんだか嬉しくなって、エヘヘと笑った。


「きっと今夜から早速、寮に電話来ちゃうんじゃない?」


「えー、そうかな。なんか、上級生もいるのに、気まずいね」








翌日には、噂が一気に広まっていた。


寮生活をしていると、どうしても情報が一斉に回る。


友紀ファンを公言していた男子から、朝から質問攻めにあった。


「マジで、喜田さんと付き合ってるの?」


「う、うん…、そういうことになった…」


「やっぱ、あれか、二人三脚キッカケ?」


「まあ、そういうことになるのかなぁ…」


正直、聞かれて悪い気はしなかった。


彼氏がいる。


なんだか、それだけで皆より、一歩先を歩いている気分になる。


でも、これからは、多くの生徒たちから「天野友紀は、喜田一志の彼女」として見られるということに、軽い抵抗感も覚えていた。


叱咤激励!



Comment

美琴 | URL | 2008.10.27 15:04
■初コメです

なんかもう、学生時代を思い出しちゃって思わずコメントしちゃいました。
彼氏ができたってだけで嬉しいんだけど、好きかどうかはあやふやで・・・
相思相愛で付き合えるカップルがめちゃくちゃ羨ましかったなあ・・・
香月 瞬 | URL | 2008.10.27 15:05
■>美琴さん

読んでいただけて嬉しいです。
そうなんですよ!まさにソコです。
恋に恋してましたよね~。
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プロフィール

香月 瞬

Author:香月 瞬
短編小説を主に、様々な恋路を綴ってまいります。
友達のコイバナを聞くようなつもりで読んでいただけると嬉しいです。

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